「ドッグブリーダー」を考えるのであれば、まず、家族を説得することが第一です。特に、配偶者の了解と協力が無ければ、「ドッグブリーダー」を長く続けることはできません。
何故なら、「ドッグブリーダー」という仕事は特別な資格や能力は必要ありませんが、犬が好きなことと1日中犬の世話を厭わないことが求められるからです。
つまり、配偶者を含めて家族の時間を犠牲にしなければならない職業なのです。「ブリーダー」は年中無休の仕事で、朝早くから夜遅くまで1日中犬の世話をしなければなりません。従って、本人・配偶者・家族が犬好きで犬の世話を厭わない家族であれば問題ありませんが、そうでない場合は家族の了解を得なければ「ブリーダー」を始めることはできません。
「ドッグブリーダー」になるには特別な資格は必要ありませんが、「動物取扱責任者」の条件を満たす必要があります。「動物取扱責任者」になるための要件は以下の通りで、次に掲げる3つの要件のいずれかに該当すれば「動物取扱責任者」として認められます。
実務経験が認められる関連種別 動物及びペットの販売 (飼養施設あり)及び保管(飼養施設あり)・貸出し・訓練(飼養施設あり)及び展示に関する業務に半年以上従事すること。
営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術について1年以上教育する学校法人(学校教育法第1条に掲げる学校、専修学校及び各種学校 )やその他の教育機関を卒業していること。