血統書付=ステイタスは勘違い



血統書付=ステイタスは勘違い

人気の犬の条件

人気の犬の条件

ペットとして犬を飼う場合、どんな要素で犬を選ぶのでしょうか。ペットとして人気の犬の条件を探ってみますと、まず、1つ目はペットとして可愛いことです。

特に、女性がペットを選ぶ場合の第一条件は可愛いことに尽きます。つまり、可愛ければ良い訳ですが、只、その可愛さは一般的な可愛さではなく、その人なりの可愛さを求めていることが最近の傾向と言えます。

人気の犬の条件の2つ目は、飼い主の生活に合っていることです。つまり、郊外の大きな一戸建てに住んでいる人は番犬の要素も兼ね備えた大きな犬を選ぶ傾向が強いと言えますが、都心のマンションに暮らす人は小さな室内犬を選ぶことになります。

人気の犬の条件の3つ目は血統です。サラブレッドなどの競走馬の場合の血統は母方の父を重視しますが、犬の場合はそこまで厳密に血統を気にする飼い主はいません。

只、飼い主が気に入った種類の犬の純粋種を求める傾向が強いことは間違いありません。その場合には、やはり、血統書が物を言うことになります。

しかし、ペットとして犬を選ぶ場合は、経済的なことを排除できる訳ではありません。つまり、なるべく安く買いたいと誰もが思っています。


血統書はステイタスなのか

血統書はステイタスなのか

世界には様々な犬種が存在していますが、現在、その数はジャパンケネルクラブ(JKC)に登録されているだけでも190犬種,国際畜犬連盟(FCI)では約343犬種の公認犬種があります。つまり、それらの犬種を保証するのは血統書しかありません。

只、現実的には比較的、ポピュラーな犬の場合、飼い主はそれほど血統書に拘りませんが、高級な犬の場合は血統書がステイタスであることは否めません。

ブランドもののバッグや宝飾品を人々が求めるのと同様に、ペット市場に於いても血統書=ブランドですから血統書はステイタスになるのです。

やはり、究極的には自分が愛する犬や猫に希少価値を求めるのは同じで、ペットに対しても親馬鹿ぶりを出していると言えます。誰もがドッグショーで「この犬は日本に10匹しかいない貴重な犬だ」などと言ってみたいものなのです。

従って、血統書に拘らない傾向が強まっていますが、高級ペット市場に於いては血統書がステイタスであることは変わりません。