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そもそもブリーダーとは?

そもそもブリーダーとは?

そもそも「ブリーダー」とは動物を繁殖させ育成させ躾(しつけ)や健康管理を行い、最終的にペットや産業動物として消費者に供給する業者を意味します。

従って、「ブリーダー」はペットなどを供給する小規模なペット業者と競走馬などの産業動物を供給する大規模業者に大別することができますが、規模の大小は種々様々あります。

つまり、一概に「ブリーダー」と言っても犬を数匹しか取り扱わない家庭的なバックヤード「ブリーダー」から、会社組織で大規模に事業として行っている企業「ブリーダー」まで様々な業者がある訳です。

例えば、代表的な「ブリーダー」である「ドッグブリーダー」は犬を繁殖させて増やし基本的な躾(しつけ)と健康管理をしながら、可愛く健康で良い犬をペット業者に供給することが基本的な役割です。従って、「ドッグブリーダー」の仕事の殆どは、犬を繁殖させ健康で良い子犬に育てることと言っても過言ではありません。

そして、早ければ生後1~2か月から遅くとも生後数か月で、子犬はペットとして飼い主に買い取られていきます。


ブリーダーになるには

ブリーダーになるには

その様な「ブリーダー」になるために特別な国家資格や公的な資格が必要な訳ではありません。只、大規模な「ブリーダー」やペット店を経営するために「動物取扱責任者」に選任される必要がありますが、「動物取扱責任者」も独立した公的な資格ではありません。

第一種動物取扱業者で実務経験を積み「動物取扱責任者」に選任されれば良いのです。

それでは誰でも簡単に「ブリーダー」に成れるのでしょうか。結論から申し上げますと、成ろうと思えば誰でも「ブリーダー」に直ぐに成ることはできます。

しかし、「ブリーダー」として社会から認知され長く活動していくためには、幾つかの必要条件が備わっていなければなりません。

「ブリーダー」として長く活動していくための必要条件の1つ目は、犬や猫などの動物が好きであることです。根本的に動物が嫌いな人が第一種動物取扱業者でいくら実務経験を積み重ねても、決して良い「ブリーダー」には成れないでしょう。やはり、動物には愛情を持って接することが必要だからです。犬や猫などのペットを飼った経験のある人なら解りますが、動物は本能的に自分たちの敵と味方を見分ける能力を持っています。

従って、動物たちは動物を好きな人になつき易いのです。

「ブリーダー」として長く活動していくための必要条件の2つ目は、動物の血統に関する知識や病気や遺伝に関する生物学的な知識を身に着けることです。これらを身に着けるには現場で長い実務経験を積むか、様々な動物に関する通信講座で学ぶことです。

更に、「ブリーダー」として長く活動していくための必要条件の3つ目は、自分で犬や猫を育て繁殖させるなどの実務経験を積むことです。勿論、自宅でペットとして犬や猫を飼うのと「ブリーダー」になることは異なることですが、まず、最初にペットとして飼うことから始めなければ何も始まりません。

「ブリーダー」として長く活動していくための必要条件の4つ目は、「ブリーダー」を趣味として行うのかビジネスとして行うのかをハッキリ見極めることです。

何故なら「ブリーダー」をビジネスとして行うためには、それなりの覚悟が必要だからです。

大袈裟に言えば「ブリーダー」は動物の命のやり取りを行う仕事です。たとえ対象が動物であっても、彼らは本能的に主人の愛情を見極めています。従って、動物を物やお金の対象物としか見られない人は、「ブリーダー」として長く活動していくことはできないでしょう。